2015-07-01から1ヶ月間の記事一覧

グレーゾーンの重要性について

物事の白黒をつけないでいる態度というのは重要だと思う。こうやって白黒つけられない領域の話をするとすぐに飛び出すのは、グレーという色である。白とか黒とかいうのはたとえの話なので、グレーを持ち出すのは正しい。なあなあとかどっちつかずとか、そう…

センチメンタルを遠くはなれて

蟻の世界について考えをめぐらせるというとき、気分次第ではあるにせよ、深い感慨に誘われる。なぜなら蟻は小さく、懸命に生きているからだ。そこに同情をおぼえないわけにはいかない。しかし、蟻のように必死で懸命に生きたいかといえばそんなことはない。…

散文的な読み方と主題的な読み

誰しもが自分の考え方や人生への接し方に自信を持っている。面と向かってそう言われると、あるいは、自信があるわけではないと応酬するかもしれない。しかし、それは自分の考え方や人生への接し方について自分というものを離れて見ることがないだけであって…

黙っているだけでは慎重さは身につかない

僕は普段から黙っていることのほうが喋ったりしていることより多い。 では黙って何をしているかといえば、べつに何もしていない。何もしていないといっても無になっているというわけではない。いちいち人に言うことでもないような雑多なことをしている。雑…

海街diaryをみた

海街diary 映画『海街diary』公式サイト | 大ヒット上映中 映画「海街diary」をみた。今年度ベスト級のおもしろさだった。いや、今まで見てきた映画の中でもベリーベスト。それほどの衝撃を受けた。カンヌで賞を取れなかったのは本当に残念。今年の審査員長…

キレ芸の条件

最近キレてますか。そう訊かれて動きのキレを確認した人はよっぽどのお人好しなんでしょうが、そっちのキレではなく、ブチ切れるのほうのキレです。できるだけキレないように、落ち着き払って、にこやかに生きていきたいものです。しかしそうは言ってられな…

正しいインスピレーションと楽しいイントネーション

概念がある。概念はない。 頭のなかに概念がある。目に見える場所に概念はない。 たとえばインスピレーションというのはひらめきとも言い表すことができる概念である。インスピレーションのしっぽをいつも追いかけているような気がする。いつかインスピレー…